手を抜くわけでもないのだが、勤務中に気が遠くなることがある。

いわゆる
「まったりタイム」で、特に何かをするという時間帯でない。
確かに身体は楽だが、あまりの暇さ加減に閉口する。
これにはまだ慣れない。
慣れることもないだろう。
こういう時にはさすがに虚しさが澱のように溜まっていくのだ。

そして思うのだ。このままではダメだと。
でも、なんとか9か月をクリアできたことをよしとしよう。
【躁鬱】の利用者さんも、無論ここ精神科のデイケアにいる。
鬱

に入ると数か月引きこもってしまい、デイにもパタッと来なくなる。
躁

に入ると、別人のようにエネルギッシュに変貌し、足繁くここに通うようになる。
振り子のように周期的にこれを繰り返す。
昨日も、数か月ぶりにやってきたAさんの誘いで、一局将棋を指した。
指すといっても、将棋を愉しむというより、何かをしていないと間がもたないという感じ。
それがわかっている僕は(すなわち単なる暇つぶしの相手としてご指名いただいただけなので)、
普通に指すと5分くらいで終わり味気ないし、
少し手を緩めて、将棋の深さを知ってもらえるといいなという気持ちで、ゆっくりと指す。
カラオケ、オセロ、タバコ、歩く、将棋、花札…という具合に、要するにじっとしていられないのだ。
メンタル面ではまだ本調子でなさそうだが、まずは元気で何よりだと思う。

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