BILA KU INGAT   忘れ残りのインドネシア

おとっつあんの忘れ残りの記
月別アーカイブ  [ 2012年11月 ] 

辛い経験を乗り越える

(略)
私は、高史明の『生きることの意味』(ちくま文庫)を読むと、辛い気持ちになる一方で元気が沸く。もっと極端な例を出せば、フランクルの※『夜と霧』(みすず書房)を読んだときは、自分のそれまでの辛い経験などがすべて吹っ飛んだ気がした。ユダヤ人であるために強制収容所に入れられ、死の直前まで追い込まれたフランクルが、希望を見失わずに生きる意味と活力を見出し続けた記録が、この本だ。その極限状況比べれば、自分の不幸や不運などは取るに足らないことだと素直に思えた。
(略)

自分の体験や経験を絶対の根拠としたがる傾向が、読書嫌いの人には時々見受けられる。こうした自己の体験至上主義は、狭い了見を生む。

経験していないことでも私たちは力にすることができる。
自分の中に微(わずか)にでも共通した経験があれば、想像力の力を借りて、より大きな経験世界へ自分を潜らせることができる。自分の狭い世界に閉じこもって意固地になったり、自分の不幸に心をすべて奪われたりする、そうした狭さを打ち砕く強さを読書は持っている。


-※『読書力』/齋藤孝 (Ⅰ.自分をつくる-自己形成としての読書 13.辛い経験を乗り越える)-から



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[ 2012/11/29 15:08 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)
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