BILA KU INGAT   忘れ残りのインドネシア

おとっつあんの忘れ残りの記

『いねむり先生』

いねむり先生』 /伊集院静
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内容(「BOOK」データベースより
最愛の妻である女優と死別し、ボクは酒とギャンブルに溺れる日々にあった。そんな折、友人のKさんが、初めて人を逢わせたいと言った。とてもチャーミングな人で、ギャンブルの神様として有名な作家、色川武大(阿佐田哲也)その人だった。先生に誘われ、旅打ちに一緒に出かけるようになる。先生の不思議な温もりに包まれるうち、絶望の淵から抜け出す糸口を見出していく。自伝的長編小説の最高峰。 -amazonより-



伊集院静の作品は初めて読んだ。

麻雀放浪記』の阿佐田哲也なら知っていたが、、それが色川武大という純文学作家で、いねむり先生だったとは。

小説としては、これなら僕にも書けそうだと思わせる。

だが、この簡明で淡々とした筆致ゆえに、作者の悲しみや孤独、人々の温かさ、いねむり先生への思い、いねむり先生の作者への思い、これらがしみじみと立ち上ってくる。

この心地よさよ。

分厚いハードカバーだが、会話文が多く、改行も多いので、あっという間にページを繰れる。

作者がラジオ「学問のススメ」で、とにかく「チャーミングな人」と評した色川武大。

たしかに、そうとしか表現できないすごい人物であった。

温かく、そして、応援したい作品。



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[ 2019/07/13 18:28 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『聖の青春』

聖の青春


内容(「BOOK」データベースより
純粋さの塊のような生き方と、ありあまる将棋への情熱―重い腎臓病を抱えながら将棋界に入門、名人を目指し最高峰のリーグ「A級」での奮闘のさなか、29年の生涯を終えた天才棋士村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の歩んだ道を、師匠森信雄七段との師弟愛、羽生善治名人らライバルたちとの友情、そして一番近くから彼を支えた家族を通して描く、哀哭のノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞。 -amazonより-



「いつか読みたいリスト」に長年あった本作。

将棋の子』を再読した勢いを駆って爆読。

こんなにすごい棋士がいたのだ。

現役時代の村山を見た記憶はほとんどないのだが、爆読後にabema tvを何気に覗いたら、なんと「村山VS羽生」戦が放映されていてこの奇遇にいささか興奮した。

本当に、命を削って「指して」いたのだな。

在りし日の、伝説の「怪童」の雄姿を目に焼き付けながら、ビールを呑む今日という良き日。




[ 2019/07/12 19:13 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

再読 『旅する力』 -深夜特急ノート-

『旅する力』 -深夜特急ノート- 沢木耕太郎

旅する力 沢木耕太郎

<最終便>が発車します。
バックパッカーのバイブル 『深夜特急』誕生前夜の秘話の数々

 と、帯にある。

ふと書店で手に取った本書。

読む中途で、どこかで以前に読んだようなという感触。
もしかして…
やはり過去ログにもあった。
5年ぶりの再読ということになる。

中途まで気づかなかった自分に笑える。
過去ログ

沢木耕太郎には憧れる。
その旅に憧れる。

巻末に「劇的紀行 深夜特急」で沢木を演じた大沢たかおと、沢木耕太郎の対談も収められている。

ポルトガルをめぐる檀一雄との関連等たいそう興味深い。

動く沢木耕太郎を映像で見ることは困難だが(テレビに出ない)、you tubeなどでラジオ出演する沢木の語り口は、若さと瑞々しい感性に溢れている。





[ 2019/07/08 16:46 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『君たちはどう生きるか』

『君たちはどう生きるか』


漫画版が昨年ベストセラーとなって気になっていた。


図書館の書庫から引っ張り出してきてくれたのは、表紙カバーもない黄ばんだ岩波文庫であった。
(1982年発行版であるが、書かれたのは昭和10年代初頭らしい)

漫画版がずっと貸出中であったので、やむなく朽ちかけ寸前の岩波文庫版で読んだが、結果、これが味わい深かった。

令和の時代となったが、また、今後も、この作品の価値は色褪せないだろう。

当時の生活様式や社会状況は現在とは隔世の感があるが、名もなき人々の思いや苦悩、希望や喜びはそう変わらない。


へたな説教より、本作を読む方が若い世代には心に響くかもしれない。

あの時代にこれを書いた吉野源三郎、世の中にはすごい人間がいるものだ。

[ 2019/07/07 18:24 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『岬』/ 中上健次

』/ 中上健次


過去ログ①

過去ログ②


中上健次:1976年『岬』で第74回芥川賞を受賞、戦後生まれで初めての芥川賞作家となる。
(1992年、腎臓癌の悪化により46歳で早逝。)


時折、思い出したように読みたくなる。

血の呪いに蠢く若者が、自らのアイデンティティや「生」の意味を探す姿が、ただ狂おしく、目が離せない。

蛇足であるが、ピースの又吉直樹氏(彼も偉大になったもんだ)が本作を好きだと語っている…。

過去ログを紐解くと、中上健次の作品は4年ぶりということになる。

文庫本で読んだので、ただただ文字が小さく、また、独特の粘っこい文体で、読むのにエネルギーを要す。

人物の相関図が頭に描きにくく、何度も、ページを前に遡って、再確認することも。(それでもようわからん時もある)

逃れられない宿命と、命がけでそれに対峙せんとする人間の性と生。

命の咆哮なるものが、宿っている。

禍々しさの中にある清冽。





[ 2019/03/23 12:00 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『満願』

『満願』/米澤穂信(ほのぶ)



ミステリが読みたい! 2015年版 国内編(早川書房)1位
週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門(文藝春秋)1位
このミステリーがすごい! 2015年版 国内編(宝島社)1位

「いつか読みたいリスト」にあった本作、ようやく読む機会を得る。
実際は、ハードカバーの本を1頁ずつ捲って感情移入できる自分のコンディションが整うのを何年も待っていたということである。

その間、いくつかの作品が忘却の彼方で消えそうになっている。

でも、心と頭のどこかで、興味の火種が燻っている。
期せずして、街角のどこかで、作品やそのタイトルに再開し、読みたいリストにじわじわと復活してくるのだ。

読みたいのだけれど、気力や体力、さらにいえば眼力が読書には必要だ。
時間的猶予もいる。読書には、諸条件と本を手に取るタイミングの合致が必要である。

本作の場合、たまたま別件で立ち寄ったブックオフで目に留まったからである。

人との出会いと同じく、一期一会、千載一遇である。

それほど、読書の機会は、年を重ねるとともに失われていることに気づく。
結句、若い時分にこそ、本を読むべきである。

本作が昨年NHKのドラマにもなっていたことは知らなかった。

本作は六編の短編から成り、おのおのなんらかの罪を描いているのだが、当事者(登場人物)でなければ知りえない、感受できない人間の心の底が精緻な筆致で描かれ、興味深かった。

(無論、ミステリーの読者であるから、事の深層・真相に触れられる愉しみがある)

久々の読書だった。




[ 2019/03/19 07:31 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『屍人荘の殺人』

『屍人荘の殺人』


デビュー作にして前代未聞の3冠!
『このミステリーがすごい!2018年版』第1位
『週刊文春』ミステリーベスト第1位
『2018本格ミステリ・ベスト10』第1位

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。
合宿一日目の夜、映研のメンバーたちは肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!!
究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!
奇想と本格ミステリが見事に融合する第27回鮎川哲也賞受賞作!   -amazon より-



宣伝文句が大げさで、少々胡散臭くも感じたが

久々にハードカバーを購入しようという決心がついた作品。

一気読み。

いわゆる「本格派」ミステリーで、懐かしいいい気分になった。

作中にも『十角館の殺人』-綾辻行人-が出てくるし、それを読んだ学生時代を想起させられた。


読みやすく(好みの分かれるところか)、続編にも期待したい。

○○○については、
種々のレビューで図らずも事前に知ってしまっていたが
それでも十分に読ませるところが、本作の魅力。

もっと若い時期に読んでいたらな…もっと面白かったと思う。



[ 2018/01/27 12:32 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『蜜蜂と遠雷』

蜜蜂と遠雷』 -恩田陸-






久々に長編小説を本屋で買い読んでみた。

最新の直木賞受賞作品であること、装丁の温かみにも惹かれた。

恩田陸の作品は初めて読む。

amazonや各種のレビューの高評価がうなずけなくもないが、少し期待値が高かったかな。

本書を読んで悪くいう人はあまりいないと思う。

登場人物の若さと恩田の文章表現に共感できるかによると思う。

恩田の文章が、なんというか、浅いというか軽いというか、それが気になったのは事実だ。

いたるところに比喩があるが、なんか心に響かないというか。

これくらいの文章なら、自分でも書けるのではないかと思った。

だが、感性がこの若者たちと作者にマッチする読者なら、惜しみない絶賛を送ることは察せられる。

僕としては、風間塵にもっとスポットを当ててほしかったし、3回の予選と本選はやはり冗長に思えた。


ただ、素直になれる点、成長する若者に真正面から声援を送る視点は心地よいのも事実だ。

さすがに本書は、映像化は難しいだろうな。




[ 2017/02/07 20:38 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

書き継がれるもの

知らぬ間に12月になっている。
愛犬ジャックの散歩は毎朝5:40頃で、少しはこの寒さに身体が慣れたと思いきや、風邪気味でもある。

おそらくは、仕事中(作業)に一回グワッと汗をかき、その後体温が下がって寒い思いをすることが何日かあったためだろう。
着替えることを億劫がってはいけない。

歯医者のリクライニングシートは、理髪店のそれと同様で、このままの姿勢ですべてを忘れて眠ってしまいたくなる。
せんべいを齧って欠けた歯の治療が本日終了。年はとりたくないものだ。

その帰り道久しぶりに本屋に立ち寄る。
目的の本があるわけではない。
ぶらっと見回って、足を止め、パラパラページを繰ってみる。
週刊誌、雑誌、新刊、単行本、文庫本、新書、…。お決まりのルート。

まだ又吉の『火花』は売れているのか。 
ミステリーの年間ランキングもそろそろ気になるな…。
ふむふむ。…。

気になる作品がまたひとつ…。

誰もが知ってる小さな国』/有川浩 2015/10/28




こちらが半世紀にも前に書かれた、
児童文学の名作、佐藤さとる の 『だれも知らない小さな国

(新イラスト版 コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ) – 2015/10/28 )



「有川さん、書いてみたら?」その一言で、奇跡は起きた。佐藤さとるが生み出し、300万人に愛された日本のファンタジーを、有川浩が書き継ぐ。      
 :内容(「BOOK」データベースより) -amazonより-



いずれにせよ、佐藤さとるのコロボックルシリーズが、

別の作家の手で書き継がれ、多くの人に読み継がれることは悪くはないと思った。



[ 2015/12/04 16:48 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『さよなら神様』

『さよなら神様』/麻耶 雄嵩



内容紹介
『神様ゲーム』の神様こと鈴木太郎が復活
「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。やつは神様なのだから。衝撃的な展開でミステリー界を震撼させた神様探偵が大復活。

内容(「BOOK」データベースより)
隣の小学校の先生が殺された。容疑者のひとりが担任の美旗先生と知った俺、桑町淳は、クラスメイトの鈴木太郎に真犯人は誰かと尋ねてみた。殺人犯の名前を小学生に聞くなんてと思うかもしれないが、鈴木の情報は絶対に正しい。鈴木は神様なのだから―(「少年探偵団と神様」)。衝撃的な展開と後味の悪さでミステリ界を震撼させた神様探偵が帰ってきた。他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに。   -amazonより-



事前に図書館のネット検索を試したら、「貸出可」となっており、これ幸いと足を運ぶ。

このミス】=【「このミステリーがすごい!2015年版】の国内版第2位作品、

ストーリーに興味があり、機会があれば読みたいなと思っていた。

語り手は小学5年生なので、

ちょっぴり幼稚な内容かなと思ったのは、あさはかで、推理の妙が存分に味わえる。


”神様”こと鈴木太郎により、

冒頭一行目から、なんと犯人が明かされるのだ!(果たして真犯人なのか)、

いったいその後はどのようにストーリーが展開されるのか…。

結論から言うと、この作品は当たりだった。

ドラマに仕立てても面白そうだ。



P.S.

4/18から始まるNHK土曜ドラマ『64』(ろくよん)(【原作】横山秀夫)。

主役のピエール瀧、いかなる演技を見せるか、ちょっぴり興味のあるところ。



[ 2015/04/05 16:51 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『十九歳の地図』

『十九歳の地図』 /中上健次 (河出文庫 新装新版)



過去ログ


…なかなかに面白し。

中上健次の作品を読むと、

無論すべてが理解できるわけでもないのだが、

「自らの全存在」もっといえば「命」を懸けて書いてるなという気がする。

現在の僕と同じような年齢で他界したことは残念でならないが、

その「熱量」は圧倒的、不滅の文学だと思うおとっあんなのだった。



[ 2015/02/22 08:42 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

読み初めは大当たり!『楽園のカンヴァス』

『楽園のカンヴァス』 /原田マハ

  おとっっあんが誰かに伝えたい度 


ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。 -作品紹介 amazon から-


2015年の読み初めは、年末に図書館で借りてきた本書、これが大当たり!

新年早々、清々しい気分をもたらしてくれた。

ずっと以前から気になっていた作品で、多くのレビューに接し、ようやく扉をめくろうと決意。

ちなみに本書は2013版【このミステリーがすごい!】の第6位で、この時の第1位が、

あの横山秀夫の、『64』だ。

僕のように、絵画や美術史なぞまったくの門外漢でも、作品世界へと没入させてくれる。

時空を超えたパッションが、人と人とを運命的につないでいく過程は、心が躍る。

…これは女性でなくとも、キュンとくる。


[ 2015/01/04 09:46 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『アフリカの日々』

『アフリカの日々』 /アイザック・ディネーセン


読めた幸運度 

…図書館の書庫に眠っていた本書を、ほじくり出して読み始める。

名作といえるものに出合える機会が、この短い人生の中でどれくらいあろうか。

本書に出合えた幸運に感謝したい。

「朝、目がさめてまず心にうかぶこと、それは、この地こそ自分の居るべき場所なのだというよろこびである。」1914年、北欧の貴族社会を捨ててアフリカに渡り、ケニアで広大なコーヒー園を経営、ついにこの地を去り行くまでの18年を、ディネーセンは農場の女主人として生きた。自分を解放していくアフリカの大いなる力。いきいきと燃えたつような日々。彼女自身の死と転生のドラマ秘めた本書は、自伝文学の白眉としてのみならず、壮大な「アフリカのサーガ」として、今日ディネーセン文学の最高傑作と謳われるに至った。 -本書のカバーから-



峻烈で慈愛に満つアフリカのむき出しの大地と大気、野生の動物と、土着の人々…。

100年も前のケニアが舞台であるが、筆者そして彼女を取り巻く「アフリカの人々」とのドラマは濃密で、新鮮である。

ディネーセンの瑞々しい感性と描写、名文そして名訳。

装丁を含め、本書は凛としてなおキュート。

さすがのおとっっあんも参りました。

死ぬ前の再読必至、渾身の一作!





[ 2014/12/21 07:51 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『最貧困女子』

 『最貧困女子』


…読了。(後半の2割がたは斜め読みで)。

先般わざわざ書店で購入したのだが、

昨日図書館に寄ったら、「新刊図書」コーナーに本書が鎮座していた。

タイミング悪っ。もう少し待ったらよかったかな。

テーマ性に惹かれて読み始めたが、予想とは少し異なる内容だった。

論点を整理し、考察を深め、客観性を高めれば、もっと良いものに仕上がったはずだ。

筆者の、ルポライターとしてのセンス、力量に拠るからだろうが。

「平成日本の最底辺の女たち」という帯の言葉を使うなら、

彼らの存在を可視化し、世に問うことには意味があろう。





[ 2014/12/01 07:54 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)

『その女アレックス』

『その女アレックス』   ピエール・ルメトール (文春文庫)


…深夜に読了。

(休日で昼寝をしていたため目が冴え、よしそれならばと、秋の夜長の読書とあいなったのだ。
読み終わった時、日付は変わっていた)。

文庫本といっても450頁の分量だから、かなり時間がかかると思っていたが、後半は夜長を利用し一気読み。

「あなたの予想はすべて裏切られる!」という帯にある煽り文句は、どうかなと思った。

ミステリーとしても、平板な印象。

(翻訳本を読むと、日本のミステリーの際立ったレベルの高さを感じることが多い。
無論僕が日本人である点は差し引く必要はあろうが。)

しかしである。

アレックスの孤独と悲しみは、読後なんだかおとっっあんの心にも沁みたのだ。

確かに沁みたのだ。

全てが明らかになって(全てが完結して)、物語の前中盤に描かれる彼女の動静や心情描写を振り返ると、
うぬぬっ!となる。

それにしても珍しい読後感をもたらす一冊である。



[ 2014/11/03 17:32 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)
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