BILA KU INGAT   忘れ残りのインドネシア

おとっつあんの忘れ残りの記

自閉症の仲間

夏から、重度自閉症の方々の支援をしている。

当ケアホームでは20名の利用者がおり、全員が20歳代と若いのが特徴である。
(うち女性は1名)

食事の提供や入浴支援などがメインであり、夕方からの数時間が、僕に与えられたシフトである。

以前、知的障がい者の通所施設で勤務した折、自閉症の方の支援もした。
その経験が役立つこともある。

入浴についたは、ほぼ自立しているので、軽介助である。
食事もセッティングすれば、自分で食べられる。

ただ、何かしらのきっかけで、
突然パニックを起こすと、自傷他害があるので、気を抜けない。

簡単なコミュニケーションをとれる方も数名おり、このメンバーは日中、系列のレストラン関連の施設で働いている。

どのように環境を整え、どう接するか、日々手探りである。

どちらかといえば、
看護の世界よりも、福祉の世界のほうが自分の性には合っている気もする。








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最後の出勤日

3/31…この就労継続支援B型での最後の出勤日となる。

籍は4月まであるが、有給や欠勤をあてがい、3月末で卒業という形をとる。

奇跡的に、僕の後任となる新採用の男性職員が先週から来られているで、
職員数減のままで卒業させてもらう心苦しさは、ほんの少しだけ軽減される。

この方は僕より年上(50代半ば)で、
このような障害福祉サービス系の仕事は初めてである。
失業期間は約1年に及び、応募数は25社ほどとのこと。
ようやく当事業所での再就職を果たす。

人生経験豊かで、僕より人当たりが良さそうなので、
この仕事と環境に慣れるまでの最初の3か月を乗り越え、ご本人にその意志があれば続けられるのではないだろうか。

本音を言えば…

約1年勤めた精神科デイサービスからこの部署に移動し約8ヵ月過ごしたが、
自分の辿ってきたような、
タフで時には理不尽としか思えない仕事を、けして人には勧めたくない。
こんなしんどさは、自分だけで十分と思うからだ。

(もしかすると僕に根性や体力がないだけかもしれないが…

他の職員や利用者さんの助けがなければ、
僕は確実に1ヶ月で撃沈していた自信がある。
感謝です。

昨夏、枝豆の受注・水洗い・出荷を連日に渡ってこなしていたとき、
あまりの過酷さに、僕は本当に気を失いかけていたのだった。
あのときギブアップしなくてよかった。

苦しかった時間が圧倒的に多かった分、
今思えば、どれもがいい思い出、得難い経験である。


一息ついたらまた新たなスタートだ。

再びハードな一日が始まる

約二か月間途絶えていた農家さんからの受注が先頃再開。

現在は大型の白ネギの選別・袋詰めを請け負っている。

仕事をいただけるのはありがたいことであるが、
この農家さんの仕事は当方にとって負担が大きく、
受注の再開は、僕の忙しさと疲労が一気にアップすることを意味している。

昨夏の、あの枝豆。
あの腰痛。
あの発汗。
あの作業のきつさといったらなかった。
そこまではいかないとしても、余裕が一切なくなる毎日が始まってしまった。

この部署では現在スタッフが病欠で一名欠員しており、
これがさらに拍車をかけている。

これまで何度もスタッフの増員を要望してきたが改善されず、
この事業所は、
職員を単なる消耗品としかみていないとの結論を、僕は既に出している始末だ。

一方、利用者さんには頭が下がる。

けして楽できれいな仕事とはいえない作業を、
それぞれの能力に応じて、全力でされている。

僕はいつもそれに助けられている。

ほんとうにそう思う。

しんどい作業を仲間とともにやり遂げたときに生じる感謝と連帯感、

これが今の仕事の、数少ない僕の宝物だ。


引きこもり同志で大根を抜いてみようか

当事業所が管理している畑へ。
(正確には母体の医療法人がどこかから賃借しているのだろう?。めんどくさいので誰かに尋ねることもしないのだが

無論僕も初めての大根の収穫。同行を依頼した利用者さんも初とのこと。

彼は40代前半で未婚、統合失調症の方だ。

親と同居で家から出る機会はごく限定的。
週二回の作業(当就労継続支援B型への通所)以外は、ほとんど家にいる。

単身で外出することはまずない。
作業所の送迎は母親がされている。

いわゆる広い意味では引きこもりみたいなもので、その点、社会的には長年引きこもっているという自覚のある僕と似たようなものだと思う。

週二回とはいえ、彼にとっては、その外出の機会は貴重なものだろう。
外界や生の社会や他者と接する得難い機会だ。

大根は思った以上にすぽっと抜ける。
これはこれで面白い感覚。
ふたりでコンテナ数個分の大根を収穫。

作業所に持ち帰って、他のメンバーと選別、手洗い、袋詰めして、
出荷評者まで運んで、袋に値札シールを貼って、ようやく一息つけるのだ。

冬の土と砂がまぶされた白い大根の冷たさと、

生命を宿した採れたての生気を、

僕たち引きこもり二人のおっさんが独占する海沿いの畑の朝であった。




ミニトマト祭り

就労継続支援型B型の作業所に、

コンテナ60個くらいに注ぎ込まれたミニトマトが搬入される。

それを利用さん7、8名と僕たちスタッフが総出で選別・袋詰めする一日が始まる。

「ちぎっては投げ…ちぎっては投げ」の、スピードと持久力のいる作業。

利用者さんは15:30までの作業なので、

それまでに袋詰めまでなんとか完結させるべく。

作業中はひたすら手と体と動かし続ける。

一心不乱。

ずっとマラソンをしているような感覚。

はたしてこの量を時間内にさばけるのか。

ようやくゴールが見えてくる。タイムリミットぎりぎりだ。

このようなジェットコースターのごとき晩秋の一日を、

ミニトマト祭りと呼ばずにいられようか。


何も為さない日々

何も為さない日々が続いている。

…気がする。

外界に対して心が動かないというか、やはり内面的な引きこもりなのだろう。
さてさて。

デイケアの時は利用者さんとしょっちゅう将棋を指したが(おそらく一生分くらいは差したと思う)、就労継続支援B型に異動してからはピタリとやまっている。

指す時間もなく、そもそも腰を休める時間も限られ、常に仕事に追われ、一日中動きっぱなしなのだから。

そんな折、一人の利用者さんが、何らかの話題のふとした契機に、将棋の相手をしてほしいと言う。

Aさんは僕より少し上の50代半ばだが、数年前に司法書士の資格を取り、現在は司法試験の勉強をしている方だ。

これだけでも驚きだが、そもそも歯科医師をされていたという。

一体どれほどの向学心なのか。感嘆するばかり。

躁うつ病と付き合いながら、現在は当施設で半日作業をされている。

いまこれからの生き方に、過去は全く関係がない。そういうことだろう。

生きてきた時間だけ、そして、これから生きる時間だけ、

その人固有の、かけがえのない人生があるものだなと思う。


ネギからほうれん草へ

事務所を離れ、
ほぼ一日中、なんらかの作業をしており、事務処理をする時間がほとんどない。

扱う野菜が、ネギからほうれん草へと切り替わり、

工程上、水洗いの時間が増え、来るべき冬を思うと今から凍えそうだ。

ともあれ、当初の目標3ヶ月を、

この部署で突破できたので、

自分的には「もう十分勉強させていただきました」という心境である。

人手が足りないのは歴然としているのに、

人員を増やそうとしない当事業所には愛想が尽きているし、

漫然と現状を甘受するスタッフ達も、僕からすればクレイジーとしか言えない。

とほほ。

ため息また一つの、おとっつあんである。


涙はネギのせいなのか

最近はネギの選別・袋詰め作業をしている。

枝豆と比べて、重量的にも、また、水洗いの手間もややましだが、これまた自分にとっては重労働である。

夕方を迎えず、ぐったりする。

こう疲れやすいところを見ると、やはり、生来体力がないのか、人一倍疲れやすい体質なのだろうと思わざるを得ない。

大きなコンテナ5杯分のネギを、農家から作業場まで運んで、8~10人程度の利用者さんと一緒に皮むき・選別・袋詰めまでする。

それを今度は、市場まで運んで値札シールをくっつけて、納品する。

作業場はといっても、当施設(精神科病院の精神障害者多機能型事業所-就労継続支援B型)の、近くのマンションの一室を間借りしたもので、コンクリートの土間づくり。

一体この場所は、冬場はどのくらいの寒さになろうか。

大量のネギの放つ香りが充満し、窓を開けていても、鼻水、涙が出やすい。(だいぶ免疫力がついたが)

とまれ、今日という一日を乗り切るしかなく、それで精一杯のおとっつあんである。



スーパー前でのリサイクル業務

週2回ほど利用者さん数名と店舗でのリサイクル業務をしている。

不要の新聞紙やらペットボトルやらをお客様に持参いただき、

僕たちが回収→分別→リサイクル業者へという流れ。

お客様には、お礼に当店舗の当日有効の割引券を渡す。

詳細はまだ知らないが、スーパーからの請負形態のようで、

幾ばくかの作業料が、

僕らの働く多機能型事業所

(主に精神障害者の方々を対象とする施設)に落とされているのだろう。

利用者さんたちは本当によく動き、お客様への挨拶も丁寧で、見習う点が多い。

業務に関しては新参者の僕より彼らのほうが無論経験値が高い。

あの暑かった日々と比べればだいぶんましになったが、

屋外で、数時間ほとんど立ちっぱなしで、

接客、分別作業をするのは、やはり疲れるものだ。

エリアの系列店舗で、様々の障害者関連施設などが同じような仕事をしているようで、

脇に大きく張り出されたポスターに、曜日別・店舗別の担当施設名が載ってある。

やれやれ。

それにしても。

黙々とペットボトルをつぶしながら、

これもまた人生だと思わずにはいられないおとっつあんなのだった。

狭い事務所にイライラするのだ

この多機能型事業所の事務所が狭すぎて困るのだ。

逆に言うとスペースに比して人そして机が多すぎ、人口密度が高い。

スタッフを無理やり詰め込んでいる感じで、窮屈で、

席を立って少し移動するにも、お腹を引っ込めないといけないくらい。

この時点で、

この事業所は職員を奴隷のように扱っているなと憤りを禁じ得ない。

そもそも狭い所が本当に嫌いな僕には

最悪な事務環境で(狭所恐怖症かもしれない)、

極力事務所に滞在する時間を割愛したいと思っている。

また、

事務所には圧倒的に女性が多いので、それもこの場にいたくない理由である。


実習生は健気であった

午後いち、

当施設に実習生として来ている

大学4年生(女子)と市場に出荷する枝豆の値札を貼る。

朝から半日かけて、利用者さんたちが総出で選別・梱包をした枝豆である。

聞けばまさに就活中とのこと。

当施設には、PSW(精神保健福祉士)の実習にきている。

まさに僕の息子と同い年である。

親と同じ年代の僕のようなおとっつあんと対峙して、

この蒸し風呂のような、

市場に隣接する個人商店の土間で、

枝豆に¥158の値札シールを

根気強く貼り続ける気分はいかなるものぞと、少々気の毒に思う。

その実僕も、年齢の離れた女子とどう会話して良いものやら、

いわば距離感も掴めず、内心どぎまぎして落ち着かない。

福祉の世界を志そうとする若い世代は、ほんとうに真面目な方が多いと感じる。



彼女の、
就活そしてPSW&社会福祉士のW国家試験へエールを送りたい。

腰痛と初めての宿直

今朝は昨夕から続いた宿直からようやく解放された。

夜勤とは少し異なり、通常の勤務(朝から夕)を終えてから、引き続き夜も残って、翌日の朝に終了するものだ。

すなわち、宿直明けに休みを取らない限り、またそのまま二日目の朝から通常の勤務が始まるということだ。

深夜の見回りなどはないが、この勤務スタイルにやはり慣れることはないだろう。

そもそも夜勤のない仕事ということで、現在の医療法人にやってきたのだが、

異動に伴いこの「宿直」という白羽の矢が僕に当たったのだ。

無下に「できません」とは言えず、とりあえず引き受けたという次第。

結局、このような職場では、

何の資格も得手もない

僕のようなオールドルーキーは、組織の単なる駒の一個でしかなく、

誰もやりたがらない、疲弊してすぐに人が辞めていく、このような部署に回されるということなのだろう。

悲しいかな。

約3週間続いた「枝豆」の作業で、腰痛となり、これが過去最大級のダメージで苦しんでもいる。

すぐに替えの利く「消耗品」としての立場が今の僕ならば、それは運命として甘受するしかない。

なんとかまず一ヶ月乗り切りたいが、その先は、

消耗品にもプライドがあるということを示したいものである。





異動で疲労困憊



法人内での部署の異動があり、1年超の精神科デイケア勤務は終了となる。

先般より、

就労支援関連の多機能型事業所で慣れない農作業(?)みたいなこともやっている。

昨日も、農家から引き受けた枝豆を利用者さんとともに選別、梱包する。

二時間以上、

中腰で、枝豆をひたすらきれいにすべく洗っていたら、身体がパンパンになる。


この部署では、男手が不足し、ハードな業務内容(まだよくわからないが)から、

次から次へと辞めていくので、こういう僕もいつまで続けられるか。

無理して続ける意味はないと考える。

でも。

まずは1ヶ月、がんばってみる。

ことにする。



BBQ

昨日、近隣の海岸でバーベキュー。梅雨の合間を縫って絶好の日和。

当デイケアに通う利用者さんのうちグループホームの十数人が参加。

焼きそば、おにぎり、そして炭火焼肉…、海風も心地よくゆったりとした時間が過ぎる。

過日、予想通り、なでしこジャパンは米に大敗。

ただ、この実力でよくFAINALまで進んだものだ。

メディアにチヤホヤされ、
スター気取りで営業に忙しい男子サッカーに比べたらまだましか。

しかしながら、
「仲間」とか「自分たちのサッカー」とかの
ワードが溢れている女子たちにも大いに違和感を感じる。

この閉塞的で内向きな仲良しグループを、
負けても美談で収める風潮には反吐が出る。

女子は、当面世界で勝てなくともよいから、
世代交代を進めて、新しいサッカースタイルを構築してほしい。

そのためにも、
この4年間全くチーム力を向上させなかった責任を取るべく、

まず監督を替えるべき。(ちなみに僕はのりお氏が嫌いなわけではない)

優秀な女性監督もいるのだから。



ミラクル 5-7-5

毎月恒例の【俳句会】がまた近づいてくる。

何名かの利用者さん(精神科デイケア)と僕たちスタッフが参加する。

俳句なぞ、この職場で働きだしてから始めたので、毎回が苦心惨憺。

日々の生活で心の動く機会も減ったと感じるし、季節感も薄くなる。

語彙も乏しい。そもそも題材が決まらない。

それゆえ季語を決めるところからスタートし、

無理やり五・七・五にあてはめるという苦し紛れの方法。

参加者の前で自作を披露するのは、面白くもあり、苦しくもある。

ぱらぱらと歳時記をめくるおとっっあんである。


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プロフィール

あぱあぱ

Author:あぱあぱ
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