BILA KU INGAT   忘れ残りのインドネシア

アラフィフ看護学生日記&ジャカルタ駐在1000日の忘れ残りの記

『満願』

『満願』/米澤穂信(ほのぶ)



ミステリが読みたい! 2015年版 国内編(早川書房)1位
週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門(文藝春秋)1位
このミステリーがすごい! 2015年版 国内編(宝島社)1位

「いつか読みたいリスト」にあった本作、ようやく読む機会を得る。
実際は、ハードカバーの本を1頁ずつ捲って感情移入できる自分のコンディションが整うのを何年も待っていたということである。

その間、いくつかの作品が忘却の彼方で消えそうになっている。

でも、心と頭のどこかで、興味の火種が燻っている。
期せずして、街角のどこかで、作品やそのタイトルに再開し、読みたいリストにじわじわと復活してくるのだ。

読みたいのだけれど、気力や体力、さらにいえば眼力が読書には必要だ。
時間的猶予もいる。読書には、諸条件と本を手に取るタイミングの合致が必要である。

本作の場合、たまたま別件で立ち寄ったブックオフで目に留まったからである。

人との出会いと同じく、一期一会、千載一遇である。

それほど、読書の機会は、年を重ねるとともに失われていることに気づく。
結句、若い時分にこそ、本を読むべきである。

本作が昨年NHKのドラマにもなっていたことは知らなかった。

本作は六編の短編から成り、おのおのなんらかの罪を描いているのだが、当事者(登場人物)でなければ知りえない、感受できない人間の心の底が精緻な筆致で描かれ、興味深かった。

(無論、ミステリーの読者であるから、事の深層・真相に触れられる愉しみがある)

久々の読書だった。




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[ 2019/03/19 07:31 ] 読 書 memo-memo | TB(0) | CM(0)
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〇看護学生
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